不動産売却をするにあたってさまざまな注意点がありますが、今回は不動産売却における仲介と買取の違いや、離婚時・相続時の注意点について解説します。
不動産売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
仲介による不動産売却と業者による買取での契約の違いに注意！
不動産売却といえば、不動産業者に仲介を依頼しての売却が一般的ですが「不動産業者自体に売却する＝不動産業者による直接買取」という方法を利用する方も少なくありません。
一見両者は似たようなものに思えますが、実は契約内容には大きな違いがあるので注意が必要です。
最大の違いは「仲介と業者買取では買主が異なる」という点です。
仲介の場合、買主は個人となりますが、不動産業者による直接買取の場合、買主は不動産業者になります。
仲介による不動産売却は市場価格で売れるという点が強みですが、売却完了までの期間はそれなりに長くかかります。
これに対して不動産業者による買取はスピーディーですが、買取価格が安い、という違いがあります。
離婚による不動産売却にはどのような注意点があるのか？
離婚による不動産売却の最大の注意点として挙げられるのが「不動産売却は、離婚後におこなう」という手順を守ることです。
なぜ離婚前に不動産売却をしてはいけないのかというと、離婚前だと財産分与ではなく贈与とみなされてしまうからです。
離婚成立してから不動産を売却し、売却代金を分けるという形で財産分与しましょう。
相続による不動産売却にはどのような注意点があるのか？
相続による不動産売却の手順としてもっとも一般的なのは、不動産売却をしたあとに、その売却代金を相続人に分割するという「換価分割」でしょう。
しかし、この換価分割における注意点としてまず挙げられるのが「相続登記の必要性」です。
被相続人名義のままでは不動産を売却できませんので、相続人で誰か一人を代表として、その方の名義で相続登記してから売却しましょう。
また「売却後に瑕疵が見つかって損害賠償を請求された」など、契約不適合責任を背負うリスクを低減するために、相続した不動産に瑕疵がないかどうかを売却前にできるだけ確認しておくようにしましょう。
さらに、売却価格および仲介依頼をする不動産業者なども相続人間できちんと相談・合意したうえで決めるというのも、相続した不動産を売却する際の注意点として挙げられます。
まとめ
今回は、仲介と買取の違いや、不動産売却における離婚時・相続時それぞれの注意点をご紹介しました。
不動産売却時には、注意点を事前に確認して、スムーズな取引を目指しましょう。
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